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トラが北京で2時間03分10秒:2つの記録を更新、自己ベストは届かず

五輪王者が大会記録を3分56秒、中国国内での最速記録を2分25秒更新。男子表彰台はエチオピア勢が独占しました。

オリジナル概念図:トラの2:03:10を、北京の旧大会記録、中国国内最速記録、変わらない自己ベストと個別に比較。
オリジナル概念図:トラの2:03:10を、北京の旧大会記録、中国国内最速記録、変わらない自己ベストと個別に比較。 Watch at Ease

タミラト・トラが10月18日(日)の北京マラソンを2時間03分10秒で制し、大会記録と中国国内で走られたマラソンの最速記録を更新しました。一方、自身の自己ベストは今回より11秒速いままです。

男子はエチオピア勢が上位3位を独占し、女子はアンチナル・デシー・ゲナネが2時間20分36秒で連覇しました。トラによる現地記録の大幅更新と女子前回王者の再優勝が、異なる2つの成果となりました。

2つの記録は比較対象が異なる

北京の従来の大会記録はケニアのマシュー・キプコエチ・キソリオが2019年に出した2:07:06でした。トラの優勝タイムとの差は236秒で、4分にあと4秒という更新です。

中国国内の最速記録は別の基準です。フィリモン・キプトゥ・キプチュンバが2023年の上海で出した2:05:35を145秒更新しました。国籍を問わず中国で走られた最速タイムを指し、中国選手の国内記録や世界記録とは区別されます。

男子上位3人が従来の大会記録を突破

エドリスの2:04:34はトラから1分24秒差、ケベデの2:05:10はちょうど2分差でした。いずれも公表された完走タイムから計算したゴール時点の差で、途中の区間タイムではありません。

エチオピアの3人全員が従来の北京記録2:07:06を上回りました。最も速かったトラが新記録保持者です。2位と3位も旧基準を超えたことは先頭集団の水準を示しますが、3人が同時に大会記録を保持するという意味ではありません。

デシーが女子を連覇

デシーは2:20:36、中国の次仁措姆は2:23:48で2位、盧穎は2:24:24で3位でした。優勝者との差はそれぞれ3分12秒、3分48秒です。

盧穎は次仁措姆から36秒差でした。女子の差は女子の結果を基準に、男子とは別に計算しています。デシーの連覇は、今回女子大会記録や自己ベストを更新したという主張ではありません。

圧勝と自己ベストは別の成果

トラの自己ベスト2:02:59は北京のタイムより11秒速いままです。優勝、大会記録更新、自己ベスト更新はそれぞれ別の結果で、今回は最初の2つを達成しました。

この大会は中国の全国マラソン選手権も兼ねました。北京市の報道によると、李大林は自己ベスト2:08:30で総合4位、中国男子の最上位でした。規模32,000人の大会は天安門広場を出発し、北京オリンピック公園でフィニッシュ。エリートの記録は大規模な都市レースの一部でもあります。

オリジナル概念図:北京の男女上位3人のタイムと、それぞれの優勝者を基準に計算したゴール時の差。
オリジナル概念図:北京の男女上位3人のタイムと、それぞれの優勝者を基準に計算したゴール時の差。 Watch at Ease