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Vianode、J.P. Morganを起用し戦略パートナーや買収候補を探索

合成黒鉛メーカーVianodeは次の拡張段階を支えるパートナー探しでJ.P. Morganを起用し、戦略投資から全面買収まで幅広い結果を検討している。オンタリオ州の大型工場建設を進める一方、厳しい電池材料の資金調達環境で新たな資本を求める。

Vianodeのパートナー探索と戦略投資から全面買収までの可能性を示すWatch at Easeオリジナルイラスト。
Watch at Easeオリジナルイラスト:Altorが唯一の金融支援者で、J.P. Morganは戦略投資家、産業パートナー、幅広い関係、全面買収などの可能性を探している。いずれも検討中で、合意済み取引ではない。 Watch at Ease · All rights reserved — original Watch at Ease illustration

ノルウェーの電池材料メーカーVianodeは、次の拡張段階を支える戦略パートナーを探すためJ.P. Morganを起用した。Reutersが9月30日に報じたところによると、CEO Burkhard Straubeは産業・金融投資家との提携から全面買収まで幅広い結果に開かれていると述べた。

これはVianodeが売却に合意したという意味ではない。同社はまだ候補を探している。Straubeは、理想的なパートナーにはVianodeと同じ戦略目標、十分な資金力、産業ノウハウまたは幅広い戦略関係が必要だとReutersに語った。

Vianodeが探しているのは買い手だけではない

ReutersによるとJ.P. Morganの任務は通常の売却プロセスより広く、資本、産業ノウハウ、幅広い戦略関係をもたらす相手を検討している。Straubeは産業投資家と金融投資家の双方に開かれていると述べた。

最適なら全面買収も検討する。Straubeは同じ戦略目標と十分な支援能力を持つパートナーを求め、早ければ2026年末までの決定を目指すとしている。

パートナー探しは北米の大型黒鉛拡張と直結する

Vianodeはカナダ・オンタリオ州St. ThomasにVia TWOを建設している。Reutersによると同施設は年間約200万台のEV向け材料を供給できる設計だが、完成には追加資金が必要だ。

公開資料では生産開始年が食い違う。Reutersは2029年予定とする一方、Vianodeの現行Via TWOページは2028年を記載している。会社が更新・統一するまでは、建設中であり開始年の公開情報は一致していないと扱うのが妥当だ。

GMは顧客だがEV市場の資金環境は弱くなった

General Motorsは2025年1月、EV電池向け合成黒鉛負極材をVianodeから調達する数十億ドル規模の長期契約を結んだ。北米拡張における重要顧客となっている。

一方Reutersは、Northvoltの破綻とEV需要鈍化で電池材料企業の資金調達環境が厳しくなったと報じる。GMなど複数の自動車メーカーもEV計画を縮小している。

黒鉛供給の集中も戦略背景

Reutersによると中国は世界の電池級黒鉛供給の約95%を支配する。VianodeはEV、蓄電など向けの地域供給網構築の一部として自社を位置づけている。

Vianodeは2023年に北米重視へ転換し、欧州より強いインセンティブと規制支援を理由に挙げた。同社はノルウェーでVia ONEを運営し、カナダでVia TWOを建設している。

ノルウェーVia ONEとオンタリオVia TWO、公開された生産開始年の違いを比較するWatch at Easeオリジナルイラスト。
Watch at Easeオリジナルイラスト:Via ONEは2024年からノルウェーで稼働。Via TWOはオンタリオで建設中で、Reutersは2029年、Vianode現行ページは2028年を示し、公開時期は一致していない。 Watch at Ease · All rights reserved — original Watch at Ease illustration