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OpenAI Dotsが登場:Slack、Teams、4,000超のアプリで動く常駐AIエージェント

OpenAIの新しいDotsは接続アプリやクラウドコンピューターを使って継続的に作業できる一方、重大な操作には承認ルール、権限、または明示的な同意が必要になる。

資料写真:サンフランシスコの1515 Third Streetにあるガラス張りのオフィスビル。撮影時はOpenAI本社が入っていた。
資料写真:2025年6月のサンフランシスコ1515 Third Street。撮影当時はOpenAI本社が入っていた。2026年9月のDots発表イベントを撮影したものではない。 Coolcaesar / Wikimedia Commons · CC BY 4.0

OpenAIは9月29日のDevDayでDotsを発表した。長期のプロジェクトを、接続済みアプリ、メッセージサービス、クラウドコンピューターをまたいで進める常駐型AIエージェントとして位置づけている。OpenAIによればDotsはGPT-6 Astraを使い、ChatGPT、Slack、Microsoft Teamsから利用できる。

ただし「常駐」は無制限な自動実行を意味しない。OpenAIの資料では、無人のプロアクティブ調査は読み取り専用の接続アプリ用ツールを使い、影響の大きい操作には明示的な承認やカスタムルールを要求できる。ワークスペース管理者はアプリ、メッセージ、ローカルPC、クラウドブラウザーの権限も個別に制御できる。

OpenAI Dotsは何をするためのものか

Dotsは一度きりのチャット回答ではなく、継続的にプロジェクトを進めるエージェントとして説明されている。Reuters、The Verge、WIREDはいずれも、複数段階の作業を進め、変化する案件を追い続け、クラウドコンピューターを使える仕組みとして報じた。

OpenAIは、各Dotがプラグインを通じて4,000超のアプリに接続し、ChatGPT、Slack、Microsoft Teamsからやり取りできるとしている。文書、メッセージ、調査、ブラウザー作業をまたぐワークフローが主な対象になる。

常駐でも権限は無制限ではない

OpenAIの発表ページによると、無人で行うプロアクティブ調査では読み取り専用の接続アプリ用ツールを使う。より重大な操作については、承認やカスタムルールで、再確認なしに実行できる範囲を決められる。

Help Centerでは管理者側の制御も示されている。EnterpriseのDotsベータは初期状態で無効で、ワークスペース所有者はDots、SlackやTeams、ローカルPC、カスタムルールを制御できる。接続先サービス自身の認可制限も引き続き適用される。

現時点で利用できる対象

OpenAIは、Dotsの展開を対象地域のPro、Business Premium、Enterpriseユーザーから開始するとしている。ただし実際の利用可否は、ワークスペースの方針、アカウント条件、接続先サービスに与えた権限でも変わる。

そのためChatGPTにDotsが表示されても、すべての連携機能やコンピューター操作が有効とは限らない。BusinessやEnterpriseでは管理者設定によって、見出し上の機能一覧より狭い運用になる場合がある。

ローンチ後に確認すべき点

初日の報道は、デモが成功することと実運用が完成していることは同じではないと示した。Reutersはライブデモの不具合を報じ、OpenAI自身も「展開を開始する」と表現しており、初日から一律に利用可能とはしていない。

Dotsを使えるか判断するには、ワークスペースがどのアプリを許可しているか、クラウドまたはローカルPCが許可されているか、どの操作で承認が必要か、必要なメッセージチャネルが有効かを確認するのが実用的だ。

資料写真:テーブル上の黒いスマートフォンにメッセージ会話と画面キーボードが表示されている。
資料写真:2015年のスマートフォンのメッセージ画面。メッセージ連携の文脈を示すための写真で、OpenAI Dots、Slack、Microsoft Teamsの画面ではない。 StockyPics / Wikimedia Commons