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NEXTDC、メルボルンの電力遅延でFY27見通しを下方修正
送電網工事の停止を受け、M3関連契約の約1億4,000万豪ドルをFY27見通しから除外した。容量契約は残るが、請求時期、サービスクレジット、顧客の権利は未確定だ。

NEXTDCはM3メルボルン・データセンターの増電がFY28にずれ込むとして、FY27の売上高、利益、設備投資見通しを大幅に引き下げた。契約需要があっても、予定どおり通電し請求できるとは限らない。
障害は送電網の供給
地域の反対、工事現場へのアクセス、安全面、自治体の同意未取得を理由に、JemenaはM3増電に必要な66kV工事の一部を停止した。NEXTDCによると再開は2027年2月より前には見込めず、最初の増電はFY28となる。既存棟内のデータホール工事は続いており、キャンパス中止ではなく通電と請求の遅れだ。
見通しが大きく変わった理由
FY27純売上高は6.15億~6.40億豪ドルから4.75億~5.00億豪ドルへ、基礎EBITDAは3.85億~4.10億豪ドルから2.45億~2.65億豪ドルへ下方修正された。8月見通しに含まれていたM3契約の約1.4億豪ドル分は、時期を確実に見積もれないため除外された。
契約は残るが結論は未定
遅延容量は契約中だが顧客の権利に左右され、両社は新たな電力ランプを協議している。遅延や電力不足に対するサービスクレジット、場合によっては解約権もあり、NEXTDCは不可抗力条項も検討する。契約容量をFY27の確定収入とみなすことはできない。
投資を契約済み案件へ集中
FY27設備投資は52.5億~57.5億豪ドルから45億~50億豪ドルへ削減された。顧客契約のない新規開発と土地取得を停止し、近く引き渡す契約済み容量を優先する。11月20日の年次総会までに資本計画の見直しを示し、一部開発用地の売却も検討する。
株価44%下落の読み方
Reutersは序盤に株価が44%下落し、約31億豪ドルの時価総額が失われたと報じた。AI関連インフラ収入の時期に対する市場の依存を示すが、需要消失の証明ではない。NEXTDCは86.75億豪ドルの流動性と財務制限条項順守を示し、今後は資本見直し、工事再開、顧客契約影響の定量化が焦点となる。
