Business · ニュース解説
モンクレール、第3四半期売上高は横ばい 欧州の観光需要と暖秋が主力ブランドを圧迫
グループ売上高は6億550万ユーロで会社集計予想を上回ったが、Monclerブランドは1%減、Stone Islandは5%増だった。

モンクレールは10月21日、固定為替ベースの第3四半期売上高がほぼ横ばいだったと発表した。欧州での観光客支出の減少と暖かい天候が主力ブランドの重荷になった。
全面的な高級品需要の回復ではない。アジアは伸び、米州は小幅増、Stone IslandがMonclerブランドの減少を一部補った。
小幅な予想超過でも需要警戒は残る
Reutersは7~9月売上高を約6億600万ユーロ、会社集計予想を5億9700万ユーロと報道した。Vogue Businessの精密値は6億550万ユーロ。予想超過は重要だが、固定為替で横ばいという結果は9カ月累計からの減速を示す。
二つのブランドは逆方向
Monclerブランドは1%減の4億9960万ユーロで、DTCは2%減、卸売は2%増だった。Stone Islandは5%増の1億590万ユーロで、四半期を下支えした。
欧州が最大の弱点
ReutersはMonclerブランドの欧州売上高を8%減、Vogue BusinessはEMEAを9%減の1億9700万ユーロとした。地域定義は異なるが、アジア人観光客の減少と晩夏の高温を共通の要因としている。
アジアが先行、米州もプラス
Vogue BusinessによるとMonclerブランドはアジアで5%増の2億2980万ユーロ、米州で2%増の7280万ユーロ。Stone Islandはアジアで19%、米州で13%伸びた。
今後の確認点
寒さが戻って来店客数を回復させるか、軽い春夏商品の拡充が冬需要への依存を下げるかが焦点となる。単一四半期の天候を恒久トレンドとみなすべきではないが、地域差とブランド構成は測定可能だ。
