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Home Assistant Cloudは12月2日にLinkへ改称:変わること、変わらないこと

Home Assistant Cloudは2026.12リリースでHome Assistant Linkに改称されます。既存の契約者に移行作業は不要で、ローカルの自動化がクラウドへ移されるわけでもありません。

ローカルのスマートホーム制御機器と家の中の機器を、任意のオンラインサービス接続と分けて示すオリジナル編集イラスト。
オリジナル編集イラスト:Home Assistantはローカルで動作し、Linkはリモートアクセスと一部のオンラインサービスを提供する任意のレイヤーです。 Watch at Ease

Home Assistant Cloudは、Home Assistant 2026.12と同時に2026年12月2日からHome Assistant Linkへ改称されます。既存の契約者が名称変更だけを理由に移行、新規アカウント作成、再インストール、機器の再接続を行う必要はありません。

スマートホームのローカル中核は引き続き利用者自身のハードウェアで動作します。Linkは、管理されたリモートアクセス、一部のオンライン音声機能、暗号化クラウドバックアップ、音声アシスタント連携、契約者サポートを提供する任意の購読レイヤーです。

今回の発表は新料金を導入しておらず、すべてのプライバシーや信頼性の主張を独立して証明するものでもありません。将来のハードウェア、アドオン、AI、機器データベースの構想が改称と同時にすべて提供されるわけでもありません。

要点:名称が変わるのは12月で、10月2日にサービス移行が始まったわけではない

Home Assistant CloudはHome Assistant Linkに改称されますが、契約者が直ちに実施しなければならない移行ではありません。Nabu Casaは2026年10月2日に新名称を発表し、12月2日のHome Assistant 2026.12で表示されるとしています。そのリリースまでは、製品画面やアカウントページにHome Assistant Cloudという名称が残る可能性があります。

既存契約者にとって実務上の答えは単純です。改称だけを理由に何かをする必要はありません。公式発表はサービスを中断しない方針を示しており、新しいアカウントの作成、Home Assistantの再インストール、バックアップの復元、機器の再接続も求めていません。請求は別サービスへ移るのではなく、従来と同じ任意契約に紐づきます。

The Vergeは、速度と信頼性を高める継続的な作業と並行して行われる、主に象徴的な変更だと伝えています。この区別は重要です。10月の発表は新しい名称と方向性を説明したもので、新名称が展開される時点として示されているのは12月のソフトウェアリリースです。

Home Assistantはローカルのまま、Linkは任意の接続レイヤー

今回の改称で、ローカルに設置したHome Assistantがクラウド運用のスマートホームに変わることはありません。Home Assistantは引き続きユーザー自身のハードウェアで動作し、対応する照明、センサー、ダッシュボード、自動化はローカルで動かし続けられます。Home Assistant Linkはその環境に追加できる任意サービスであり、ローカル環境の代替ではありません。

Linkには、現在Home Assistant Cloudが提供する利便性が引き継がれます。管理されたリモートアクセス、AlexaやGoogle Assistantとの簡単な接続、オンライン音声サービス、暗号化クラウドバックアップ、契約者向けサポートです。これらの一部は性質上インターネット接続を必要とします。ローカルとオンラインの境界は新ブランド名ではなく、機能ごとに異なります。

契約者が将来Linkを解約しても、契約終了だけを理由にローカルのHome Assistantインスタンスが停止することはないはずです。利用する統合機能自体が外部サーバーに依存しない限り、ローカルの自動化や機器操作は続きます。一方、リモートアクセスなどのオンライン機能には自分で構成する代替手段が必要となり、代替しなければ利用できなくなります。

既存契約者がすべきこと、すべきでないこと

既存契約者は、2026.12が提供されたら通常のHome Assistant更新手順で新名称を受け取れば十分です。Home Assistantが後から個別機能について明確な移行案内を出さない限り、改称に備えて現在の統合機能を削除したり、リモートアクセスURLを変更したり、認証情報を更新したり、音声アシスタントとの接続を作り直したりする理由はありません。

他人の住宅、賃貸物件、遠隔地の環境を管理している人は、12月2日という日付を控えておくと、新しいLink表示を未知の追加サービスと誤認せずに済みます。アカウントや製品の名称が、すべてのヘルプ記事、画面画像、第三者ガイドより先に更新される可能性があるため、移行期間には両方の名称が現れることがあります。

発表では料金変更も示されていません。The Vergeは、現在の米国料金を月額6.50ドルまたは年額65ドルと報じています。料金、税、地域別の提供状況は異なる場合があるため、新名称から新料金を推測せず、実際に請求される金額は自分のアカウントページで確認すべきです。

プライバシー説明は評価すべき事業者の主張であり、改称そのものが証明になるわけではない

Nabu CasaはLinkを、大手テクノロジー企業の広告主導型クラウドサービスとは異なる、プライバシーを尊重する選択肢として位置づけています。同社の発表は顧客データが暗号化され、暗号化バックアップではユーザーだけが鍵を持つと説明しています。The Vergeも、Nabu Casaがユーザーデータへアクセスできないとする同社の立場を伝えています。

こうした説明は事業者の設計目標を示しますが、名称変更は独立したセキュリティ監査ではありません。Linkというブランドを、リモートアクセス用トンネル、バックアップシステム、アカウントサービス、第三者の音声接続に関する全特性の新たな証明と受け取るべきではありません。各要素には独自のデータ経路があり、外部事業者が関わる場合もあります。

プライバシーを判断する際は、従来どおり4つの層を分けて考えるのが確実です。ローカルのHome Assistantインスタンス、Link契約、インターネット依存の統合機能、そしてユーザーが管理する代替リモートアクセス構成です。12月の変更はこのうち1層の名称を変えるだけで、層同士の境界をなくすものではありません。

今回の発表だけではまだ提供されないもの

Home Assistant創設者のPaulus Schoutsenは今回の発表で、Linkをより広いローカル優先戦略の中に位置づけました。The Vergeは、ハードウェア、コミュニティー製アドオン、人工知能、機器データベースに関する将来の取り組みも議論されたと報じています。これらは組織の方向性を理解する手掛かりですが、すべてがLinkへの改称と同時に提供された機能ではありません。

発表に関連して言及されたバックエンド改善にも同じ注意が必要です。より高速で信頼性の高い基盤は段階的に導入される可能性があり、個々の契約者が12月2日に名称や表示以外の明確な変化を感じるとは限りません。公開された情報は、すべてのバックエンド要素を1日で置き換えるとは約束していません。

現時点での判断は簡単です。Home Assistant Cloudを通常どおり使い続け、12月2日のリリースでLinkという名称が現れると見込み、事業者が求めていない移行作業はしないでください。後のリリースノートで料金、アカウントアクセス、特定の統合機能、または家庭で重要な機能について具体的な変更が示された場合にだけ、改めて判断すれば十分です。

安定したローカル制御機器と任意のオンラインサービス層を分けて示す名称変更タイムラインのオリジナル編集イラスト。
オリジナル編集イラスト:Linkの名称は12月2日に導入予定で、10月2日の発表は契約者に移行を求めていません。 Watch at Ease