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プエルトリコ紙El Nuevo Día、56年の紙版発行を終了

プエルトリコのEl Nuevo Díaは日曜に最後の紙版を発行し、月曜からデジタル専業へ移行する。長年の紙版購読者もウェブ、ePaper、デジタル契約へ移ることになる。

資料写真。国際印刷博物館に展示された大型の歴史的な木製印刷機。
資料写真:国際印刷博物館の歴史的な印刷機。紙の印刷を説明するためのもので、El Nuevo Díaの印刷施設ではない。 International Printing Museum / Wikimedia Commons · CC BY 2.0

プエルトリコのEl Nuevo Díaが、56年続いた紙版の発行を終える。最後の紙版は9月27日の日曜付で、同紙は9月28日月曜からデジタルのみで発行するとしている。

読者にとっては象徴的な節目だけではなく、購読方法の変更でもある。El Nuevo Díaは日曜午前11時から午後7時までPlaza Las Américasで購読者の相談に応じる予定で、移行案内ではウェブ閲覧や新聞のレイアウトをデジタルで再現するePaperなどを案内している。

9月28日から何が変わるのか

最大の変化は、毎日の新しい紙の新聞が届かなくなることだ。El Nuevo Díaはオンラインでニュース発信を続け、購読者向け資料ではウェブ利用と、新聞風のレイアウトをデジタルで提供するePaperを案内している。

印刷の終了は編集部やブランドの終了を意味しない。会社はニュース発行をやめるのではなく、配信、購読、日々の閲覧をデジタル商品へ移す方針だ。

紙版購読者はいま自分の契約を確認する必要がある

El Nuevo Díaは日曜、Plaza Las Américasでスタッフが移行手続きを説明するとしている。案内では、直接支払いの紙版購読者にデジタル利用を継続させる仕組みや、ほかの紙版読者向けのデジタル特典を示している。

すべての購読契約が同じ方法で移るとは限らないため、自分のアカウント条件を確認する必要がある。ログイン、ePaper、請求、既存プランが自動移行するのか新しいデジタルプランを選ぶ必要があるのかが主な確認点だ。

一社だけの問題ではない理由

APはこの決定を、広告と読者行動がオンラインへ移る中で続く紙媒体縮小の一部として報じた。プエルトリコでは、El Nuevo Díaが1970年以来日刊紙として存在し、長く島の主要なニュース媒体の一つだっただけに変化が目立つ。

地元の反応はデジタル化の両面も示す。デジタル配信は島内やディアスポラの読者へ素早く届く一方、紙を好む人、ネット環境が限られる人、オンライン購読の管理に慣れていない人には新しい負担になる。

最後の紙版は節目だが、記録が消えるわけではない

El Nuevo Díaの最終紙版をめぐる自社報道は、9月27日を紙の時代の区切り、9月28日を全面デジタル期の始まりとして扱っている。同紙はニュース、アーカイブ、ePaperをデジタルで継続するとしている。

最終号を保存する読者にとって、それは数十年続いた配布形式の記録になる。ほかの読者にとってより差し迫った課題は、月曜になっても自分のアカウントと慣れた読み方が問題なく使えるか確認することだ。

資料写真。青い石畳とカラフルな建物、カフェのテーブルが並ぶオールド・サンフアンの通り。
資料写真:プエルトリコのオールド・サンフアンの街路。地域の背景を示すもので、El Nuevo Día最終紙版の日の現場写真ではない。 Adrian.stewart.music / Wikimedia Commons