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DeepSeekとHuawei、TileLangを軸にAscend向け開発ツールをオープンソース化
DeepSeekはHuaweiとAscend AIチップ向け開発ツールで協力し、TileLangや計算・通信ライブラリを含む基盤をオープンソース化するとしている。TileLangとAscendアダプターは以前から公開されており、新しいのは協力関係とツール群の拡張で、CUDAがすでに置き換わったことを意味しない。

DeepSeekはHuawei Technologiesと協力し、HuaweiのAscend AIチップ向けプログラミングスタックを拡張すると発表した。公開する基盤にはTileLangのカーネル言語と関連する計算・通信ライブラリが含まれる。9月30日の発表は、開発者がより低水準のインターフェースだけに頼らずAscendを扱いやすくすることを狙う。
重要なのは、TileLang自体は今日誕生したものでもHuawei専用でもない点だ。公開プロジェクトは今回の発表以前から存在し、複数のアクセラレータ向け高性能カーネルをPython風に記述するDSLとして説明されている。Ascend向けのオープンソースアダプターもすでに公開されていた。
新しいのはDeepSeek-Huaweiのツール群拡張
Reutersによると、DeepSeekは9月30日にHuaweiとの協力を発表し、Ascend向け基盤をオープンソース化すると述べた。パッケージには高水準言語TileLangと計算・通信ライブラリが含まれる。
DeepSeekが問題視するのは開発者の使いやすさだ。独立したアクセラレータソフトウェア生態系には、ハードウェア性能を引き出しながらより簡単に書ける高水準言語が必要だとしている。ReutersはDeepSeekがTileLangをNvidia CUDAより簡単なプログラミングモデルと説明したと報じた。
TileLangは今日の発表より前から存在した
公開TileLangリポジトリによると、言語は2025年1月にオープンソース化された。Python風構文で行列積やAttentionなど高性能カーネルを記述し、下位のコンパイラ基盤がハードウェア固有コードへ変換する。
TileLang本体は意図的にマルチバックエンド設計だ。ドキュメントにはNvidia CUDA、AMD ROCm、Apple Metalなどが並び、Huawei Ascendは生態系アダプターでサポートされる。したがって今回のニュースはAscend経路の拡張・協調であり、Ascend専用言語の誕生ではない。
Ascend対応には二つの見えるコンパイラ経路がある
TileLang-AscendはAscend C/PTOを対象とするAscend専用実装を説明し、Huawei Ascend A2/A3でのテストも記載する。プロジェクト履歴には2026年4月のDeepSeek V4カーネルもあり、今日の協力発表以前からDeepSeekワークロードが公開Ascend作業に含まれていたことが分かる。
別のMLIRベースのtilelang-mlir-ascendはAscendNPU IR経路を記載する。実務上、これらは高水準モデルコードとアクセラレータの間にあるコンパイラ・カーネル層の一部だ。
これはまだCUDAを置き換えたことと同じではない
DeepSeekのCUDA比較はプログラミングモデルの簡潔さについてで、Nvidiaのソフトウェア生態系全体を一対一で置き換えたという証明ではない。CUDAにはカーネル記述以外にも成熟したライブラリ、開発ツール、プロファイラー、デバッガ、配備フロー、長年の互換性が含まれる。
今回の協力は、よりアクセスしやすくオープンなカーネル開発層を通じてAscend利用の障壁を一つ下げられる。広範な代替になるかは採用、ツール成熟度、ライブラリ範囲、実ワークロード性能、既存ソフト移行の容易さで決まり、一つの言語発表だけでは判断できない。
