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Petrobras、Cheniereと22年LNG契約 年80万トンを購入
PetrobrasはCheniere Marketingから年間約80万トンのLNGを22年間購入するFOB契約を結んだ。両社は数量と期間を公表したが、正確な供給開始年、価格算式、契約専用の積出ターミナルは明らかにしていない。

PetrobrasはCheniere Marketingと22年間の液化天然ガス供給契約を結び、年間約80万トンを購入する。Reutersは9月29日に契約を報じ、両社も同じ年間数量と契約期間をそれぞれ確認した。
契約はFOB(本船渡し)ベースで、公開された条件では引き渡し地点は積出側に置かれる。Petrobras向け数量がCheniereのどの具体的ターミナルから積み出されるか、最初の供給年、LNG価格算式は公表されていない。
契約の中心は年80万トン、22年間
Reuters、Petrobras、Cheniereはいずれも、Cheniere MarketingとのSPAが年間約80万トン、22年間という同じ中核条件を示している。
年間量に期間を掛けると、毎年全量を購入した場合1760万トンとなる。契約規模の理解には役立つが、公開資料は年次スケジュールや許容幅など詳細を示していないため、別途保証された累計量と表現すべきではない。
FOBは引き渡し地点を示すが、各カーゴの行先までは示さない
両社はLNGをFOBで販売するとしている。公開条件の実務的な意味は、積出地点で引き渡しが行われ、その後の海上輸送を買い手側が管理するということだ。
ただし、どの米国ターミナルから各カーゴを積むかは分からない。PetrobrasはCheniereがルイジアナのSabine PassとテキサスのCorpus Christiを運営すると説明するが、今回の0.8 mtpaを一方の施設に専属で割り当てたとの記載はない。
Petrobrasは長期契約でスポット市場への露出を減らす
Petrobrasは長期LNG数量の確保により、スポット価格変動への露出を抑え、天然ガスポートフォリオのリスク管理と供給柔軟性を強めるとしている。
Petrobrasは9月前半にもSempra Infrastructureと年間80万トン、20年間の別契約を発表した。条件は混同できない。Sempra契約ではPort Arthur LNGから供給すると公表した一方、今回のCheniere発表は専用積出ターミナルや正確な開始日を示していない。
複数の商業条件はまだ非公表
CheniereのJack Fusco CEOは、今回の契約が既存液化能力の追加拡張を支える商業的裏付けと固定料金のキャッシュフロー可視性をもたらすと述べる。これはCheniere側の商業的意義の説明で、Petrobrasが支払うLNG価格の公開ではない。
確認した発表は、価格指数、固定液化料金、正確な開始年、契約専用ターミナルを公表していない。Cheniereが別のSPAで公表した価格式を今回の契約に流用してはならない。今後は規制当局への提出書類や企業発表で開始時期や価格メカニズムが明らかになるかが確認点となる。
